消費者のブランドへの信頼を守り発展させる、生産と流通のオペレーションを確立します。
高い「こだわり」を掲げるブランドであっても安定供給できなければ、流通を持続させることは困難です。長く愛されるブランドであり続けるためには、そのブランドを構成する商品の生産側と流通・小売側の両方が、継続的に実践できる制度設計が必要です。
シフラが目指す「基準」とは、ブランドが重要視する訴求ポイントを踏まえた計測可能な指標と、それをクリアするための明確で実践可能な運用を意味します。生産・流通・小売を俯瞰する実施体制の構築と、それぞれのオペレーションを確立し、安定かつ継続可能な運用で、消費者からの信頼を守ります。
ブランド基準の設計と運営
1 . ブランドコンセプトに基づいて、消費者への訴求ポイント(論点)を抽出します。
2 . 訴求ポイントを即座に理解し共感していただくネーミング、アイコンを開発します。
1 . ブランドの実態を担保するブランド基準を整備します。
2 . 柔軟性があり、計測・公表可能な指標をもち、実践可能であることを前提に設計します。
1 . 基準の周知、出荷前の判定、定期審査、監査など、生産から流通、店舗までブランド
運用の関係者の体制を組織し、書類やシステム化の準備を行います。
2 . 必要に応じて外部支援も含めたソーシングを実行するなどし、持続可能な体制とします。
1 . 試験導入し、運用フェーズに入ります。
2 . 運用を通して生ずる課題を、2ないし3の段階に戻りながら消し込んでいきます。
『顔が見える食品。』は、食の安全・安心を追求する取組みとして、2002年よりイトーヨーカドー様で展開される食品のプライベートブランドです。品質管理にトレーサビリティシステム(追跡可能機能)を利用し、その情報を広く一般に公開した日本初の食品ブランドとなっています。
『手紙のついた野菜と果物』は生産者からお手紙が届く青果品ブランドで東急ストア様で展開されています。バイヤーが厳選した高品質な商品を、生産者の思いを込めた手紙と共にお届けしています。
『ローゼンがんばる農家応援団』は相鉄ローゼン様で展開されている青果品のブランドです。
ひとつひとつの商品について、バイヤーの目線を含めた店頭PRを展開することにより、競合販売店との差別化を図っています。
販売店の強みや独自性を打ち出した、地域密着型のブランドです。
『看得見的放心』は「顔が見える食品。」シリーズの中国版として、伊藤洋華堂の店舗で販売されています。
日本産の高品質商品を輸出するのではなく、現地生産の商品に対して厳しい検査体制を構築することで、「放心=安心」の商品展開を拡大しています。
品質基準を設計します。包括的なものからカジュアルなものまでブランドコンセプトに応じてデザインが可能です。
生産者に提供して頂く播種、育苗、定植、農薬・肥料の使用状況とその内容等の栽培履歴情報と基準を照らし合わせ、ブランドの信頼を確保します。
契約前の生産者の審査、契約後の基準順守の運用フォローを行います。全国約7000件の生産者データベースから優秀な生産者のご紹介も可能です。
放射性物質に対応するプログラム残留農薬検査など、出荷前に基準クリアを徹底します。
予め定められた流通経路が守られているか、パック場ではトレース機能が問題なく運用されているか等、定期的に現地確認し、物流に関する基準の順守を支援します。
基準を遵守しているか、定期的な第三者による外部監査の実施を行います。 外部の力も借りることで、内部では見逃してしまう問題点を把握し、ブランドのレベルアップにつなげます。
GAPの導入から認証の取得までのプロセスをアドバイザーとして支援します。